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南向き6帖の洋間より

薬師岳・黒部五郎岳山行(生物編)

2006年8月12日〜15日。
主人と北アルプスの薬師岳と黒部五郎岳へ行った。

14日。入山して2日経った。今日は黒部五郎岳へ向かう。
当初の登山計画では薬師岳のみのハズだったのだが、「薬師だけでは面白くなかろう」と主人が急遽、黒部五郎岳のピストン山行を組み込んだのだった。
夜中寝ていると、テントの外からガサガサと聞こえてくる。(たぶん)ネズミだ。昔、甲斐駒ケ岳の仙水小屋のテント場で、外に置いてあった行動食をかじられた事がある。今回はゴミ袋をあさられたようだが、幸いにも未遂で終わっていた。ふっふっ、私の勝利ね。袋の口をきっちり閉じてもう一度寝る。
2:00起床。枕にしていた袋をふと見ると、なんだか透明な物質がぬら〜っと…。「鼻水?」そんなわけない。シュラフを頭までかぶっているのだから。あんまり深く考えないようにしていたら、朝食を食べている時に、テントの内壁に原因を見つけてしまった。「ナメクジ」。しかも、体長10cmくらいのビックサイズ。うぉえ〜っ!
薬師岳・黒部五郎岳山行(生物編)_c0044569_12594373.jpg気分を取り直し、4:00にテントを出発した。山際が明るくなりつつある中、木道をポクポクと歩いて行く。
経由する北ノ俣岳の手前では、びっくりする程のハクサンイチゲが群生していた。白い花が一面に咲いていて、ナメクジショックも吹き飛んだ。広い山容や池糖が織りなす北アルプスの美しい景色を堪能しながら、赤木山、中俣乗越を経由し黒部五郎岳を目指した。
朝も早いので、まだ朝露が乾いていないせいもあってか、道中でまたナメクジを2匹目撃した。大自然の恵みのせいか、これもまたビッグサイズ。ヒルといいナメクジといい、嫌いなものにはすぐに目がいってしまう私だった。
黒部五郎岳には10:30に登頂。でも、う〜ん何だかガスっぽい。瞬く間に水晶岳や三俣蓮華岳方面は消えてしまった。見えるのは五郎カールのみ。残念。
薬師岳・黒部五郎岳山行(生物編)_c0044569_1304859.jpg

11:10に下降を開始する。しかし、中俣乗越の辺りからなんだかすっごい疲労感が出てきた。強いはずの主人もかなり疲れていた。各ピークごとに休憩をとったが、例のお花畑での休憩は何となく癒される感じがした。
ヘロヘロ状態で16:20にテントに到着。あ〜しんどかった。時間にして12時間強の山行だった。
寝る前に、ネズミにやられないよう食料の袋の口を確認し、ナメックが入ってこないようテントの入り口もきっちり閉ざした。これで安心…と思ったら、寝入りばなにまたガサガサやられた。今度は主人の行動食。原因はお前かよ!!(怒)

明日は折立に下山だ。
しつこく、つづく。
by mt-fanfare | 2006-08-18 13:06 | 山とスキー
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Vista Quest R2で撮った画像を載ったり、山のコアなネタだったり…(なお、クラフト系はFC2ブログに移転しました)そして、コメントは承認制…何かとゴメン

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