針ノ木岳スキー山行(懇願編)
今頃、連休中の山行報告です。
4月30日(土) 行動:大沢小屋ベース〜針ノ木岳〜大沢小屋ベース メンバー:主人と二人 朝2:30起床。 足が遅い分、早起きをする。 テントの外でガソリンストーブを着火Goしてから 中で炊事をした。安全第一! 5:30針ノ木岳目指して出発。 昨日の雨で雪面が整えられたうえ、 冷え込みでカリカリになっていた。 myシールに自信がもてず、早くもクトー装着。 なだらかな斜面が続く。 途中、デブリ群が目に入る。 雪渓はデブリで構成されている事がよくわかった。 8:40 2200m付近で小休憩。 そこで主人の知り合いのS氏偶然会う。 S氏はスキーの達人。 この日は一人で蓮華岳へ向かい、大沢を滑降するそうだった。 5日まで山スキー三昧だそうだ。 うらやましい。 10:00 2380m付近で シール歩行からアイゼン壷足に変更。 用意をしていると、 同じように用意をしていたおじさん(お兄さん?)が ザックを転落させてしまった。 何の抵抗もなく、ごろごろと転がっていくザック。 このまま下までいっちゃうかと思うくらい転がる。 何とか下にいた人に受け止めてもらっていた。 私も注意しなければ。 11:00 2510m付近で小休憩。 慣れない壷足でへろへろになってしまい、 下山したいと懇願したが聞き受けてもらえず。 無い気力で歩き始めるも途中で挫折。 主人一人でピークを目指す事となる。 しかし、一人で取り残されると淋しいもので、 結局とぼとぼとコルを目指す事にした。 13:00 コル到着。 主人はピークに向かったのか、 スキーだけがデポされていた。 ピークに向かうルートは急な斜面。 前向きでは降りられない程だ。 降りようとして何mか滑落している人もいた。 あっちにはいかないでおこう。 でもピークに立つと立山連峰や黒部ダムやみえるようだ。 コルからは槍ヶ岳が見えた。 14:00 スキー滑降開始。 出だしは急。必殺・斜滑降&キックターンだ! とにかく格好悪く降りていく。 その後はそこそこ快適なのだが、 雪がどんどん重くなる。 体力もどんどん消耗する。 16:00 テント場到着。 疲れた。ただ疲れた。 コルを踏めたのはよかった。 もう満足だ。「もう帰ってもいい」と思った。 天気予報を聞くと、下り坂に向かっているようだ。 計画では2日まで入山する予定。 「明日、帰ろう」と提案したが却下される。 主人はとにかく山に居たいようだ。 明日は大沢を滑る。
by mt-fanfare
| 2005-05-10 10:39
| 山とスキー
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