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南向き6帖の洋間より

2006年立山日誌(御山谷編)

4月29日。朝2:30に起床した。山での早起きには慣れてきた。朝食の前に、シュバスマン・ワハマン第三彗星の観察をすることにした。しかし…、わからん。星図を握りしめ夜空見上げるが、さっぱりどこにあるんだかわからなかった。しかも、寒気のせいで涙がちょちょぎれる。見えまへ〜ん(泣)やっぱり時期が早すぎたんだろうか?天体観測にはとてもいい環境だったのに、見えなくて残念。
そんな事をしているからか、予定時間を30分オーバーして5:00にテントを出発。同時に管理小屋を掘り出す作業も開始された。早っ。
家を出る前の天気予報では29日は下り坂だった。天気が悪くなるのが何時頃なのか全く判断がつかないまま入山したが、そんな不安を一掃するかのような上天気。このままテントに戻るまで好天が続いてほしいと願った。
2006年立山日誌(御山谷編)_c0044569_14515469.jpg

↑↑ピンぼけの一ノ越からの眺め。連続写真をつないだ。
7:45一ノ越到着。多分、我々が一番乗りだろう。主人が弱層テストする。3〜4回程して、「よくわからん」との返事。掘る箇所で答えがバラバラだからだ。大岩まで行ってみて、ヤバそうだったら引き返すことにした。
8:45滑降開始。モナカだ。引っかかる。そしてコケる。うまく滑れませ〜ん。でも、下に行く程雪が緩んでいるし、だんだん慣れて来た。もう、ご機嫌で滑っていく。結局全部滑って降りてしまった。
2006年立山日誌(御山谷編)_c0044569_145509.jpg広い谷から狭い谷に変わる付近で、斜面も一変した。デブリ帯だ。そこは雪の荒野と化していた。写真では雪が白いが、もっと赤茶色い感じ。前日までのトレースに従ってボコボコの谷をデケデケ下っていく。ある意味アドベンチャーだ。しかし、本物のアドベンチャーはそれからだった。
10:15黒部湖に到着し、滑降終了。シールをつけて歩いていく。黒部湖にいくつかの沢が流れ込んでいる。しかし、その沢の高低差が半端じゃないくらいデカイく、そこを降りたり登ったりするのが大変だった。ガイド付きのパーティは、通れそうなところをスキーでしゅる〜と簡単に通過していく。御山谷に初めて来た我々は、とにかくアルパイン全開で乗り越えることしかできなかった(笑)
あーだこーだと黒部湖畔を歩いて12:45黒部ダムに到着。あ〜疲れた。その後は乗り物任せであ〜ラクチン♪でもお金がイタイ。主人は大観峰で、お目当ての濁り酒を手に入れて満足そうだ。
テントに戻ったのは16:00くらい。テント場はたくさんの登山客で賑わっていた。トイレも無事掘り起こされていた。ご苦労様でした。
お目当ての御山谷を無事滑れてホントによかった。しかし、天気が良すぎて顔が悲惨なことになっていた。あううっ。
気持ちよく疲れて就寝したものの、夜中にテントを叩く音で目が覚める。アラレがバラバラと降っている。風もともなっているので結構ウルサい程だった。明日の天気は大丈夫だろうか?
翌朝、雨はやんでいたものの、ガスガス。前日の疲れもあって、適当に大走り沢を転げて終了した。
その晩も天気は悪く、雨がテントを叩いていた。嫌な感じだ。
翌日の5月1日は雨こそ降っていないものの天気はどよ〜ん。さっさと撤収して下山した。
by mt-fanfare | 2006-05-06 15:05 | 山とスキー
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Vista Quest R2で撮った画像を載ったり、山のコアなネタだったり…(なお、クラフト系はFC2ブログに移転しました)そして、コメントは承認制…何かとゴメン

by mt-fanfare
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