大日ヶ岳へ
昨日、奥美濃の大日ヶ岳に山スキーに行った。
大日岳はスキー場と隣接している為、 日帰り山行にはもってこいの山として有名だ。 だからか、いろんな人から聞いたり、HPの情報を見ても 「いっぱいの人」というコメントが返ってくる。 一体何人登山者がいたら「いっぱいの人」状態なんだろうか? 先週行ったブンゲンが拍子抜けだった事もあったし、 大日ヶ岳には初めて行く事もあってか、朝3:00に目が覚めた。 起きるのは4:00なんだよ〜。 メンバーは主人と私の二人。 5:00前には自宅がある彦根を出発した。 7:30頃スキー場にダイナランドに到着。 今日は大会があるとの事で、駐車場すでにいっぱい。 しかし、どんなに遠い駐車場に停めても、 マイクロバスで送ってくれるのがダイナランド。 素晴らしい! 山頂までの高低差を考えると、高鷲スノーパークからの方がいいようだ。 しかし、リフト代が高くついてしまう。 天気は快晴。良すぎる。雪が悪くなる。 9:00 クワッドリフトでスキー場最上部に到着後、 シールをつけて、ネットを越えて高鷲スノーパークのゲレンデへ。 ちょっと面喰らったが、みんな行ってるルートらしい。 途中ゲレンデから尾根を登る。 トレースがすでに出来上がっていたので楽に歩ける。 しかし、場所によっては私のPOMOCAシールが言う事を聞いてくれない。 初めてスキーアイゼンを装着してみる。 楽勝すぎる。アイスバーンでも(横向きなら)へっちゃらだ。 それにしても、「いっぱいの人」という触込みにもかかわらず、 あまり登っている人がいない。 11:00頃、大日ヶ岳に登頂。 景色は最高。中央アルプスがハッキリと見えた。 シールをとって日があまり当たっていなさそうな大日谷へ滑走した。 やった!パフパフ〜。生涯2回目のパウダーだった。 (1回目は吹雪の立山) 12:30 北東尾根に登りかえして大休止。 チキンラーメンを頂く。 すると、大日ヶ岳山頂に、大勢のボーダーの姿が見えた。 彼等は奇声をあげながら雪庇の上からジャンプして 谷をダイナミックに滑って行く。 まねしたくはない。いや、できない。 斜面は彼等のシュプールが網目のように刻まれた。 「いっぱいの人」の意味がなんとなく解る。 13:30 もう一度大日ヶ岳に登り、 東北尾根をかすめるように、先ほどのボーダー達が滑っていた谷へと滑る。 うっ!重!ターンできませ〜ん。 好天のお陰で雪は最悪になっていた。 悪戦苦闘の末、ようやく雪質が良くなった頃に滑降終了。 このまま叺谷を下って行ったら帰れなくなるからだ。 14:30 帰路に向けてシール歩行開始。 他のトレースが見当たらず、ふかふか雪を登って行く。 歩きにくく、体力を奪われる。 15:30 帰路である1,574m地点に到達。 つっ疲れた。 小休憩ののち滑降する。 悪雪滑降とふかふか雪歩行で時間をとられたお陰で、 昼間融けた雪が凍り、斜面はガリガリ。 悲鳴をあげながら降りていった。 途中、高鷲スノーパークのゲレンデに降りようという案 (要は、来た道を帰る)が出たが、私が無理矢理に却下。 そのまま、尾根沿いをガリガリと降りた。 尾根はどんどん広くなり、なんだかゲレンデのような・・・。 ダイナランドの「馬の背ゲレンデ(上級)」に到達したのだ。 ハイクアップしなければいけないのでスキー客の姿はゼロ。 代わりに、すっきりとした氷に近いカリカリ斜面があった。 ついでにそこが登山口である事も知る。 16:30 やっと駐車場に着く。 疲れた。 でも、楽しかった。また来よう。 18:00 渋滞に捕まる。 家に帰ったのは22:00だった。 ・・・疲れた。
by mt-fanfare
| 2005-03-07 15:01
| 山とスキー
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